天狗笑い

家から近いということもあり高尾山に行ってきた
登山が目的ではなく樹木の観察の為である
よって植生が豊富といわれる琵琶滝経由で登った
平日であるが、相変わらずの混み具合であり
ケーブルカーの前には長い長い、列ができていた
こんな低い山をケーブルカーで登るとは理解し難いが
たとえ似つかわしくない場所でもお洒落して居たいという
気持ちは私としても分からないでもない
しかしおかげで山道の方は人が少なくて私は助かった
せっかくの森林浴も人が多くては台無しだし
野鳥の美しい囀りも雑音により掻き消されてしまうから
長い前置きになってしまったが私には優先すべき目的があった
それは樹木の中でも高尾山に自生しているというブナを見ることだ
特にここのブナは樹齢200年の大木らしいのでさぞ美しいだろう
そう思って探したはいいが見つかることはなかった
あの美しく白い樹皮が見当たらない。自然と杉の大木に目がいくが
あんな目立つ樹のことだ、見落とすはずがない・・
同科同属のイヌブナなら見つけられたのだが・・
どうやら違うコースにあるらしい、日も暮れてきたのでまた来ることにする
今日はブナの変わりに天狗を撮って帰ることにする
道を歩いていたら突然、笑い声が聞こえてくることを天狗笑いというらしいが
まさにそんな状況に出くわした。本物の天狗発見かと思いきや
幼稚園児の遠足に出くわしただけだった。おどかさないでよ
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# by sudarenagori | 2009-10-24 02:37 | 風鈴日記

馬鹿と煙

高い所は割と好きで小さい頃は公園のアスレチックに登っていた
落ちたら骨折してしまうのではないかとビクビクしながらも登った
今も久しぶりに登って公園を見渡してみた
昔ほど高く感じないが、やはり高い所は山頂だろうが遊具の上だろうが
気持のよい風が流れているので居心地がいいものだ
公園の遊具はずいぶんと数が減ったのは事故等が原因なのだろう
高い所からみるとその寂しさが際立ってよく分かる
このアスレチックもそのうちなくなるのかな、そうしたら
今、見ている景色には出会えなくなるわけか
『高い所が好きなのは、今日が小さくみえるから』だっけか
なるほど、そうか・・
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# by sudarenagori | 2009-10-23 01:31 | シルエット写真

432

今年のお盆、お墓参りに私だけ参加できなかったこともあり
一人で東京霊園まで自転車を走らせたのだが、その道中に
多摩森林科学園という樹木を多く展示した素晴らしい場所があるので
勉強の一環として立ち寄ってみた(個人的趣味でもある)
ここは数多くの桜を保存林として管理しているので桜咲く頃には
多くの見物客で賑わいを見せるらしい
今は裸の桜しかないので少々淋しく、客も疎らにしかいない
しかし私の目当ては広葉樹だからいいのだ
新しく多くの樹木も覚えられたし、非常に有意義な時間を過ごした
ところで展示スペースに印象深いものがあったので一つ紹介したい
それはクリスマスツリーでお馴染みのモミの樹の年輪なのだが
なんと432年も経っているというから驚きだ
ちなみに今から432年前は織田信長とかが活躍していた頃らしい
多くの時代を潜り抜けてきてこのモミは何を思うのか
お喋りできたらいろいろ昔話を聞きたい。歴史の教科書などでは
味わえない臨場感あふれる話を飽きるほど聞いてみたいよ
夢中になりすぎて日が暮れはじめ、墓参りに行ったのは夕焼けが美しい頃だった
おじいちゃん、おばあちゃん、ごめんよ
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# by sudarenagori | 2009-10-22 01:22 | 風鈴日記

雲はじめました

北海道から東京に短期間、帰郷することになった
まるで刺されるような寒さに変化しつつある向こうと比べ、
こちらは全てを優しく包み込んでくれる様な穏やかな気候だ
吹いてくる風が気持ちいい、同時に漂ってくる草木の香りは
まだ秋という季節の中にいることを証明している
所変われば風景、気候と慌ただしくも変化していってるが
空だけは向こうと変わらぬ美しさを保っているようだ
私はこの空に浮かぶ雲がたまらなく好きだ
毎日、この素晴らしい芸術作品を見ることができて幸せだ
最近図鑑を買って彼等の名前を知る様になった
まだ識別はできないけど少しずつ覚えよう・・
樹木の名前を覚えるようになって彼等の存在を
大きく意識するようになったのと同じく
雲達のことをもっと理解して彼等に近づきたいと思った

高積雲 放射状
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# by sudarenagori | 2009-10-21 00:45 | 漂う雲

名残

蓑虫の様にぶら下ったこれ、どうやら白樺の雄花の様だ
確か種子が風で散布するのが5月くらいだからその名残か
生物の足跡(そくせき)を夏ほど感じられない冬は嫌いだけど
何もない分、残った足跡はよりくっきりしている感じがする
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# by sudarenagori | 2009-10-14 00:23 | シルエット写真

ゲレンデリフト

冬の間の短い命。でも北海道は少し長いか。
出番を今か今かと待ち続けている気がする。
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# by sudarenagori | 2009-10-08 22:57 | シルエット写真

混ざり合った絵具

毎木調査の為、チミケップ湖に行ってきた
周囲の木々は紅葉し始めついつい見惚れてしまう
陽の光が射すと一層、色味を増すのがまたいい
ただ一斉に紅葉する訳ではなく時差があるようだ
すでに落葉し終えて冬を感じさせる姿になるものもいた
写真のハウチワカエデは紅葉した赤とこれからの緑だ
下から見た時、混ざり合った絵具を連想してしまったのだが、
どうだろうか?美しいグラデーションだと私は思う
横からイチイが入ってしまったが、邪魔だっただろうか?
針葉樹も紅葉できれば森全体が色の芸術に包まれるだろうに
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# by sudarenagori | 2009-10-05 23:17 | 風情漂う景観

幸福のシンボル

白樺林を散策中にふと足元を見ると生えていたこれ
毒があることで有名なベニテングダケだと思われる
このなんともメルヘンチックなキノコ、神経毒を含むらしいが
同時に旨み成分であるイボテン酸を含む為
味としては相当美味な部類に入るそうなのだが・・
このキノコ食べようと思った人も良くいたものだなぁ
マウスで実験したのか自ら犠牲になったのかは知らないけど
人間の好奇心というものは果てしなく大きいものだね
ところで私はイナゴやハチの子などが食べられないのだけど
そもそも昆虫を食べようと思う時点でどうかしていると思ってしまう
皆さんは死んでも口にしたくないものありますかね?
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# by sudarenagori | 2009-10-03 15:41 | 自然界の生命

樹木の悲鳴

成長錐という器具で樹木の年輪を調べている
根元から伐採することなく年輪のみを刳り貫く優れものだ
しかしこの錐を引き抜く時に摩擦でキキ-キという鈍い音が響く
この音がたまらなく嫌いでならない、なぜか?
それは恰も樹木が悲鳴を発しているかのように聞こえるから
深い深い穴を開けられて樹木も泣いたりするのかな
そんなこと気にするなんて考えられないという人もいるかもしれない
だけど樹木がどれだけの年月をかけて生長したかを知ってしまうと
そこにその樹木の歴史を思い描くようになるんだ
植物は動物の様に動かないから実感が沸かないだろうけど
そこにあるのは確かに命なんだよなぁ
これから私は穴を開けるたび心の中で謝ることにする  
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# by sudarenagori | 2009-09-30 17:30 | シルエット写真

青信号

誰が通るわけでもない時間帯でも

信号機は働き続けているんだね
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# by sudarenagori | 2009-09-28 04:40 | シルエット写真