臆病者の探検

奥多摩は“むかし道”にある廃線に行こうと思い立ち早朝の電車に駆け込んだ
廃墟や廃線。本くらいでしか眺める機会がないが、放置された物の数々から
当時の面影や生活していた人々を想像することが好きである
ただ薄暗い森で一人で立つより薄気味悪いものがあったのも事実
そこに今も残る人の思念か。何か視線を感じる様な気がする
ともかく躊躇いながらも一人でこの短いトンネルに足を踏み入れた
c0209578_22503541.jpg

夏の怪談話でトンネルはつきもの。正直あきあきしていたが
実際に中に入ると非常に怖い。夏なのに・・いや春なのにひんやりとした空気
水滴が天井からぽたぽたと垂れ肩に落ちる。それが体を伝って落ちると
辺りの空気がよりいっそう冷たくなっていく感じがする。
トンネル中央に小さな横穴があった。私は妄想を開始する
もしもこの穴から人間が出てきたらショック死しかねない。だから身構えようとか
廃線なのは確かだが後ろから汽笛の音が聞こえてくる気がする
もしも貨物列車がやってきたら、どうやって回避しようかとか
ああ・・いつも雲を眺めては形を想像して楽しんだりしているので
壁や天井の染みが何かおぞましい生物に見えてしかたないのだ
トンネルをぬけ私は肝試しで夜、トンネルに入るのは不可能という結論に至った
c0209578_2355822.jpg

怖いけど惹きつけられるものはある。私みたいな臆病者はなおさらなのかも
トンネルを抜けた先の光が一層眩しく、かつ暖かかったのをよく覚えている
帰りは音楽を聴いた。モーツァルト作曲の素晴らしい曲で気を散らそうと
すると耳かけヘッドフォンからふいに人の声の様なものが流れた
私は走った。それこそ全力疾走で。ジョギングで鍛えていてよかったと思った
そしてよくよく聞いたら演奏者のブレスが漏れているだけだった・・
こんな私ですが端島に行って見たいんですよ!ええ
c0209578_23155542.jpg

[PR]
by sudarenagori | 2010-04-28 23:19 | 漂う哀愁
里山の雰囲気ってほんとうにいい。私は里山に住みたい
この郷愁を誘う雰囲気がたまらない。
陣馬山のスギ・ヒノキ林の中で味わう空気の良さとは違う良さがある
こういう所で寝転がって一日中、雲を眺めてさぁ
気がついたら腐って堆肥になって土に還るのさ
そして里山の一部になって生態系を担っていくんだ
私はただ里山の良さをもっと味わいたいのだけど、よく分からない
味わうって土喰ってもしぶいし、抱きつくこともできないよねえ
肺が破裂するまで深呼吸するのはどうだろうか?
本当に好きって思いを文章にするのは難しいなぁ
これじゃラブレターじゃなくて犯行予告みたいだしね。ふふふ
c0209578_22104046.jpg

c0209578_2211555.jpg

[PR]
by sudarenagori | 2010-04-20 22:13 | 漂う哀愁

さよなら北浜駅

北浜駅。思い返せば汽車にはあまり縁がなかった
便が少ないから自転車で移動することが多かったから
車窓の景色は風情があり、つい途中下車したくなる
小さな駅舎の数々は少し寂しげだが、どこか懐かしい
そんな気分に包まれながら旅をするのが最高である
例えばこの北浜駅より向こうにも線路は続いている
続きがみたくなるのは、面白い本と一緒の様だ
c0209578_2332586.jpg

たくさんの歴史あるメッセージの数々がここにある
その一つとして新たなるメッセージを加えてきた
今、網走を去るこの時を名残惜しみつつ書いた
これは網走との約束。また会いに来るという意思表示
さらに大きくなって帰ってくるぞという決意でもある
それまでこのメッセージが風化しないでここにあることを願う
c0209578_23393544.jpg

[PR]
by sudarenagori | 2010-03-30 23:41 | 漂う哀愁

暗闇を待つ

17時04分 次第に明るくなり始める
c0209578_2325360.jpg

17時18分 さらに色彩を増していく
c0209578_2331557.jpg

17時31分 夜景の一部へと変化
c0209578_2333959.jpg

17時37分 夜が始まった
c0209578_234778.jpg

[PR]
by sudarenagori | 2010-01-16 02:36 | 漂う哀愁

先日、原宿の竹下通りに洋服を買いに行った。年始は混み具合が特に酷い
派手な装いが多いことから自己主張の強い方達が集まる町だなと思う
しかしそんな派手な方達も不思議と記憶に残らないのは何故なんだろう
きっと人が多すぎるからだと思う。ケーキにたかる蟻を見つめている様なものかも知れない
つまりこの人だかりは都会において風景であって、建物がメインなのだと思う
田舎を旅して出会った人達のことは鮮明に記憶に残っている
都会に比べれば寂しい風景の中でポツンと佇む人は記憶に良く残る
田舎においては人がメイン。人が写真に加わると物語が生まれる気がして好き
(上から目線みたいな文章になってすみません・・)
c0209578_22294656.jpg

個人的に仙台~福島間の東北本線と会津鉄道の只見線沿いの風景が素晴らしかった
是非とも夏にまた18切符で旅がしたいな。今日で旅のレポートを終わります
[PR]
by sudarenagori | 2010-01-06 22:31 | 漂う哀愁

金田一温泉

旅をする上で贅沢したいものは人それぞれ違う。これだけはと言うものがある
学生の貧乏旅行なので私は贅沢ができない。宿も食事も大幅に節約した
しかしどうしても我慢できないものがある。それが風呂である
私は男性であるが結構な綺麗好きなので風呂に入らないのだけは我慢できない
そして大好きな風呂も温泉という贅沢に特化させるのが旅の楽しみだ
そんなこともあり、座敷わらしで有名な金田一温泉に行ってきた
c0209578_12533739.jpg

重たい一重とおかっぱ頭の子供が道を教えてくれる、それは座敷わらしかも
見たものに幸福が訪れると言う座敷わらしを一目でいいから拝んでみたい
もしかして心の清い人間にしか見えないのかな、清い里に醜い心は入り込めないのかも
c0209578_1313533.jpg

木の香りが心を癒す大衆浴場で入浴を済ませた後、再び街中を散歩する
視線を感じないだろうか、木の上で座敷わらしがこっちを見て笑っている気がする
風呂上りは吹いてくる風が心地よい。風にのって話し声が聞こえてくるかもしれない
きっともう冬だから座敷わらしも囲炉裏の前で寛いでいるのでしょう
c0209578_132038.jpg

緑風荘も見ましたが写真は載せません。あしからず
[PR]
by sudarenagori | 2009-12-31 13:24 | 漂う哀愁

カーブミラーの魅力

水面に映し出される雲が好き。鏡面の世界は同じ様で不思議だ
ビルの窓にも青い空が映ると巨大なアートの様な迫力である
その中で田舎にしろ都会にしろどこにでもある鏡がカーブミラーである
写真に撮るとそれぞれ異なった風景が写る魅力あるオブジェクト
ミラーの奥に車を見るのではなく、たまには風景を見るのもいいと思う
c0209578_413949.jpg

他にも道路標識も好き。特に一時停止が私のお気に入り
自然の中に至っては風景に映えるスパイスの様なものかな
何か最近いろいろなものに感情移入している私は危ないのかもしれない
c0209578_4143621.jpg

[PR]
by sudarenagori | 2009-12-23 04:17 | 漂う哀愁

漂う哀愁

哀愁漂う風景とは何だろう?それは人それぞれ感じ方が違うと思う
私の場合は田舎を一人でぶらぶらしている時にそれによく出会う
ローカル線で外を眺めていると、ひろーい田園風景が広がる
その向こう側は低い山があってよくよく見ると小さな鳥居がある
その無名であろう一人ぼっちで佇む鳥居に哀愁を感じる
周囲には降りる駅はない。一期一会の出会いからか心を奪われる
この踏切もその一つ、他の踏切には特に何も感じないが
ここの踏切は好きだ。何故だろうか、問うても答えは返ってこないが
c0209578_4122283.jpg

皆さんは踏切はお好きですか?ちなみにこれは北浜駅近く
踏切はともかく電車が好きな方は多いと思う。私は知識はないが
江ノ電に乗って海を眺めながら鎌倉を回るのが一つの夢
今日は私のおかしな感性に御付き合い頂きありがとうございました
c0209578_4214589.jpg

哀愁が漂っています。治まるまでしばらくお待ち下さい
[PR]
by sudarenagori | 2009-11-23 04:27 | 漂う哀愁