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by sudarenagori

猫じゃないか

軽い風邪を拗らせてコタツに入ってミカンを食べていたら余計に体がだるくなって
気合で吹き飛ばすべく、とち狂って市営プールで2時間ほど蛙になったら寒気がして
何を考えたか缶チュウハイをたくさん飲んで河原をマラソンしたら倒れそうになった
その際、河原のガード下の壁に描かれた寒い絵に大爆笑してしまったのが今でも悔しい
理由は分からないが気分がハイになることが時たまにある、今日は最悪のタイミングであった
おかげで顔が青いけど何か今日は少し幸せだった様な気がする・・・ん?
猫じゃないか_c0209578_2151525.jpg

# by sudarenagori | 2010-01-12 02:20 | 風鈴日記

足踏み

毎年、北海道から午後の便で羽田空港に帰ってくる
その頃になると辺りは薄暗くなって大きなビルに明かりが灯り始める
音楽を聴きながら浜松町に向かってモノレールに乗るのだが
この羽田ー浜松町間の夕暮れ時の景色がとても好きだ
でも人の多い都会で写真を撮るのは恥ずかしい
だから今日も遠くから高いビルのシルエットを眺めている
人混みで立ち止まってたそがれているのも恥ずかしい
人目を気にしすぎて都会の美しい光景に気づけていないとしたら寂しい
足踏み_c0209578_16311173.jpg

# by sudarenagori | 2010-01-10 16:34 | シルエット写真

後ろ向きなお賽銭

大晦日の雰囲気は好きなのだけど新年を迎えると急に辺りが寒くなる気がして嫌い
そんなこんなで今年も初詣に行ったので、その時の報告なんぞをして見る
近場の高幡不動尊金剛寺に行ったのだが例年通りの混みよう
人がゴミの様というかゴミが人の様だったので賽銭箱にすら辿り着けない
時間の無駄になると考え急遽、京王線で府中駅を目指すことにした
後ろ向きなお賽銭_c0209578_2153142.jpg

府中駅近くには大國魂神社がある。高幡不動尊ほどではないがここも人が多い
それにしても府中という町はどうしてこう居心地が良い町なんだろう
国立駅から伸びるサクラの並木道はこの季節でもいい風が吹いてくる気がする
後ろ向きなお賽銭_c0209578_216531.jpg

ああ・・いつの日か前向きなお願いをしてみたいものだ
過去を振り返って反省し、今年こそ汚名返上だと?またそれかいと神様
お焚き上げの炎の中にダイブしたい。いっそ不純物のない灰からやり直そうか
後ろ向きなお賽銭_c0209578_2164136.jpg

# by sudarenagori | 2010-01-08 02:27 | 神様訪問録

先日、原宿の竹下通りに洋服を買いに行った。年始は混み具合が特に酷い
派手な装いが多いことから自己主張の強い方達が集まる町だなと思う
しかしそんな派手な方達も不思議と記憶に残らないのは何故なんだろう
きっと人が多すぎるからだと思う。ケーキにたかる蟻を見つめている様なものかも知れない
つまりこの人だかりは都会において風景であって、建物がメインなのだと思う
田舎を旅して出会った人達のことは鮮明に記憶に残っている
都会に比べれば寂しい風景の中でポツンと佇む人は記憶に良く残る
田舎においては人がメイン。人が写真に加わると物語が生まれる気がして好き
(上から目線みたいな文章になってすみません・・)
人_c0209578_22294656.jpg

個人的に仙台~福島間の東北本線と会津鉄道の只見線沿いの風景が素晴らしかった
是非とも夏にまた18切符で旅がしたいな。今日で旅のレポートを終わります
# by sudarenagori | 2010-01-06 22:31 | 漂う哀愁

湯野上温泉

湯野上温泉駅から列車が離れる。名残惜しいこの気持ちを如何してくれよう
歴史的建造物が好きな私にとって宿場は魅力的なスポットだった
今回の旅でも楽しみにしていた大内宿に辿り着けなかった悲しみが込み上げる
事のあらましはこうだった。電車旅なのでバスを頼りにしていたが本数がない
歩いてゆこうにも歩道がない。タクシー乗ろうにもお金がない
長く観光する時間もない。ヒッチハイクなどする度胸あるわけない
途方に暮れていた私は小高い山の上に建物があるのを発見した
湯野上温泉_c0209578_182148.jpg

登山道と明記された道をしばらく歩くと地元の方に遭遇。気のいいおじさんだった
山の中腹の民家に住んでおり、ご親切に民家隣りの神社まで案内してくれた
眺めのいい神社には観音様が祀られている。里山を眺めながら昼食をとった
ここで一筋の光明が射す。神社脇にある登山道をさらに登り山を越えれば
向こう側の大内宿に辿り着けると言うのだ!これはいいことを聞いた!
湯野上温泉_c0209578_1114699.jpg

登山道の雪道には動物の足跡しかなく、歩く度に足が埋もれてしまう
根性で30分くらい登り休憩し、空を仰ぐと山頂がはるか彼方に見える
ここで気づく、この山を登るのが本格的な登山に近いということを
『山頂に着く頃に陽が暮れるわ』自分で自分につっこんでみた
声は雪に吸い込まれ響かず、私の頭の中に空しく響いた
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私がハイキング感覚で越えようとしていた山
『山頂が霞んでいるじゃないか!』・・・・帰るか
膝が笑っていた。私はとても笑えなかった
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# by sudarenagori | 2010-01-04 01:25 | 神様訪問録